藤元 明 個展『Mineralization』
▼オープニングレセプション
10月21日(土)18:00〜19:00
■会 期
2023年10月21日(土)~ 11月18日(土) *11/23(木祝)〜26(日)予約制で開廊(下記詳細)
水曜日〜金曜日 13:00〜18:00|土曜日 13:00〜19:00
(日・月・火・祝 休廊)
※「TOKYO ART BOOK FAIR」開催にあわせ、11/23(木祝)〜26(日)の4日間は本展を予約制にてご覧いただけます。来廊ご希望の方は予約フォームよりお申し込みください。
■会 場
KANA KAWANISHI GALLERY
〒135-0021 東京都江東区白河4-7-6
※ギャラリー前に車をお停めいただけます
■主 催
カナカワニシアートオフィス合同会社
▼「ART WEEK TOKYO」に参加いたします
本展会期中の11月2日(木)〜11月5日(日)の4日間、都内のギャラリーおよび美術館を周遊バスで巡るイベント「ART WEEK TOKYO」が開催。本企画開催期間中は、下記の特別スケジュールにて開廊いたします。
日 程:
時 間:
詳 細:
2023年11月2日(木)〜11月5日(日)
10:00〜18:00
concept image for the exhibition, “Mineralization”2023|© Akira Fujimoto, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY | “Last Hope Sun #39”2023 | plastic (marine garbage) | 740 × 770 × 60 mm | © Akira Fujimoto, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY |
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“Last Hope Sun #41”2023 | plastic (marine garbage) | 800 × 780 × 80 mm | © Akira Fujimoto, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY | “Last Hope Sun #42”2023 | plastic (marine garbage) | 800 × 850 × 80 mm | © Akira Fujimoto, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY |
KANA KAWANISHI GALLERYは、2023年10月21日(土)より藤元明個展『Mineralization』を開催いたします。
藤元明は、都市の余白を活用するプロジェクト〈ソノアイダ〉や、社会象徴のその先を問う〈TOKYO 2021〉、記憶を未来へとつなげる〈FUTURE MEMORY〉など、社会に問いかける独自のアートプロジェクトを立案・実施するアーティストです。社会や環境などで起こる制御出来ない現象をモチーフとして作品を発表してきました。本展『Mineralization』では、海ごみをアートに転換させる新作〈Dig up〉シリーズを中心に構成いたします。
作品素材となる海洋プラスチック(石油加工製品)たちはそもそもエネルギーの塊である。社会から海へと溢れ出した海ごみは、風や海流などの太陽と地球のエネルギーによって漂流し国境を超え海岸に集まる。私はまるで宝探しのように地図にはない海ごみを探し、道なき海岸へ赴きそれらを回収して周り、人工的に熱と圧力で溶かし個体化する。この膨大なエネルギーを有するプロセスを鉱物化(Mineralization)と呼び、更に溶け合うプラスチックを削り出し、磨きあげた作品を宝石として提案したい。
海岸に集積された海洋プラスチックごみを、現地で溶かし固める〈Last Hope〉シリーズは2019年から制作開始されましたが、環境問題が日に日に深刻さを増すなかで、近年国内外から注目を集めています。同時に藤元は、2010年『NEW RECYCLE®︎』(アートプロジェクト)、初個展『Peak Oil』(CAPSULE、東京、2014年)以降も、『Energy Translation Now』や『Recycle Phenomenon』などの個展で、現代社会の必要不可欠である「エネルギー」に継続的に着目しながらアート作品として展開してきました。海ごみシリーズの最新作となる本展では、いまいちどエネルギーの観点から一連の現象をみつめなおします。
夥しいほどのエネルギーを日々生み出しては消費していく人間が、地球と渾然一体となりながら営む活動を「鉱物化(Mineralization)」した作品を一望できる、本展覧会を是非お見逃しなく、ご高覧いただけますと幸いです。
© Akira Fujimoto, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY | © Akira Fujimoto, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY |
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© Akira Fujimoto, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY | © Akira Fujimoto, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY |
アーティストプロフィール
藤元明(ふじもと・あきら)
1975年東京生まれ、東京在住、東京藝術大学デザイン科卒業。1999年コミュニケーションリサーチセンターFABRICA(イタリア)に在籍後、東京藝術大学大学院を修了(デザイン専攻)。東京藝術大学先端芸術表現科助手を経て、社会、環境などで起こる制御出来ない現象を社会へと問いかける展示やプロジェクトを立案・実施。様々なマテリアルやデジタル制御を組合わせ作品化している。
https://vimeo.com/akirafujimoto
近年の主な個展に『実在の屈折|Refraction of Reality』(2022年、KANA KAWANISHI GALLERY、東京)、『Diastrophism-地殻変動-』(2022年、六本木 蔦屋書店・BOOK GALLERY、東京)、『A Plastic on shore—海岸のプラスチック』(2021年、サンシャインシティ、東京)、『海の近景 –Foreground of Sea–』(2021年、イイナパーク川口・歴史自然資料館、埼玉)、『海ごみのあと』(2021年、elephant STUDIO、東京)、『Structure Slide』(2021年、GALLERY ROOM・A、東京)など。
グループ展に『Proximate Horizons 近しい遠景』(2022年、ソノ アイダ#新有楽町、東京)、『FUTURE MEMORY』(2021年、コートヤードHIROO GALLERY、東京)、『ソノ アイダ #COVID-19』(2020年、オンライン展示)、『慰霊のエンジニアリング』(2019年、TODA BUILDING(TOKYO 2021)、東京)、『交叉域 Cross Domain』(2018年、Suzhou Jinji Lake Art Museum、蘇州、中国)など。
都市に生じる時空間的な隙間を活用するアートプロジェクト「ソノ アイダ」を主宰。
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