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田中和人 個展『Picture(s)』

▼オープニングレセプション

9月10日(土)18:00〜19:00

■会  場   

KANA KAWANISHI GALLERY

 〒135-0021  東京都江東区白河4-7-6  ※ギャラリー前に車をお停めいただけます

■会          期               

2022年9月10日(土)~ 2022年10月22日(土) 

水曜〜土曜:13:00〜19:00(日・月・火・祝 休廊)

※臨時休廊:10月5日(水)〜8日(土)

■主  催

カナカワニシアートオフィス合同会社

▼トークイベント

「写真とは何か? —田中和人の作品から考える—」

田中和人 × 金村修 × 小松浩子

写真と絵画の関係を軸に、写真による抽象表現を様々なシリーズを通して探り続けている田中和人。現在開催中の最新作による個展『Picture(s)』に写真家の金村修氏と小松浩子氏をゲストにお招きし、改めて「写真とは何か?」という永遠の問いについて多角的に考えるトークイベントを開催いたします。

日 時:

会 場:

登壇者:

料 金:

2022年10月1日(土)19:00-21:00(開場 18:45)

KANA KAWANISHI GALLERY

田中和人 × 金村修 × 小松浩子

事前予約500円(*予約なしの当日参加は1000円)

​​※本イベントは終了いたしました

■ トークアーカイブ ■

■ゲスト登壇者プロフィール

金村修(かねむら・おさむ)

1964年東京都生まれ。写真家。1992年、東京綜合写真専門学校在校中にオランダ・ロッテルダム写真ビエンナーレに招聘される。1996年、MOMAによる「世界の注目される6人の写真家」の一人に選ばれるなど、国内外問わず活動。1997年、日本写真家協会新人賞、第13回東川町国際写真フェスティバル新人作家賞、2000年、第19回土門拳賞、2014年、第39回伊奈信男賞を受賞。写真集に『Spider's Strategy』(2001、Osiris)『I can tell』(2001、芳賀書店)『Concrete Octopus』(2017、Osiris/Pierre von Kleist Édition)ほか。著書に『漸進快楽写真家』(2009、同友館)

 

小松浩子(こまつ・ひろこ)

1969年神奈川県生まれ。写真家。2009年の初個展以降、国内外で個展、グループ展多数。2010~2011年、自主ギャラリー・ブロイラースペースを主催、毎月個展を開催。2015年、ドイツのフォトフェスティバル「The 6th Fotofestival」で発表された作品が、イタリアのMAST財団に収蔵される。2017年、「人格的自律処理」(ギャラリーαM)と、イタリアのMAST財団の「THE POWER OF IMAGES」の展示作品「The Wall from 生体衛生保全」により第43回木村伊兵衛写真賞を受賞。写真集に『Exhibition History vol.1』2021、paper company)​​ほか

Picture(s) #22

2022 | Acrylic and analog chromogenic print on canvas (with acrylic frame) | 343 × 253 × 68 mm
© Kazuhito Tanaka, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

KANA KAWANISHI GALLERYは、2022年9月10日(土)より田中和人個展『Picture(s)』を開催いたします。

 

これまで田中は、写真を用いながら、様々な角度から写真による抽象表現の新しい可能性を切り開く作品を発表してきました。本展は、その田中が2021年より制作をはじめた最新シリーズ『Picture(s)』より2022年制作の新作を発表いたします。東京では4年振り、弊廊では初めての個展となります。

 

これまでも「写真」と「絵画」を行き来する表現を探る態度で様々なシリーズを展開してきた田中ですが、本展のタイトルにも冠されている『Picture(s)』シリーズは、キャンバス上に印画紙(暗室で露光されたカラーフォトグラム)と絵の具(抽象絵画)が等価に並び、いわゆる「絵画的な写真」や「写実的な絵画」を軽々と凌駕します。本シリーズは、写真とは何か、絵画とは何か、見ることとは何かを、絶えず独自の方法論で問うてきた田中の一つの到達点と言えるでしょう。

 

アメリカ・シカゴでの個展に続き、国内では初となる『Picture(s)』シリーズの全新作により構成する田中和人の弊廊での初個展を、是非お見逃しなくご高覧いただけますと幸いです。

アーティストステートメント

抽象的なペインティング。そして、暗室で露光され、様々な色に発色した印画紙(カラーフォトグラム)の構成。アクリルボックスが彼らの運命を封印する。その平面上に、ヒエラルキーはない。彼らは、メディウムとしての差異をそのまま提示しながらも、共存し、影響し合う。メディウムの歴史上の緊張関係を解放するカンバセーション。破かれ、折りこまれたフォトグラムは重なり合い、キャンバスから浮遊する。それらは、絵の具のストロークを模倣しながらも、その色や彫刻的な形態は、より鮮やかに。

絵画、あなたは誰? 写真、あなたは誰? あるいは、私は誰? 形象を持たずに。
 

田中和人

アーティストプロフィール

田中和人(たなか・かずひと)

1973年埼玉生まれ。明治大学商学部を卒業。会社勤務を経て渡米し、2004年 School of Visual Arts(ニューヨーク)卒業。写真と絵画の関係を軸に、写真による新しい表現を探究し、国内外で作品を発表している。
現在、京都および福岡を拠点に活動。京都ベースのアーティスト・ラン・スペース「soda」ディレクターとして展覧会の企画も手掛ける。2011年TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD グランプリ受賞。


近年の主な個展に、『Picture(s)』(2022年、Paris London Hong Kong、シカゴ)、『重力と光』(2020年、soda、京都)、『Self-Dual』(2019年、Gallery PARC、京都)、『GOLD SEES BLUE』(2018年、Maki Fine Arts、東京)、『トランス / リアル -非実体的美術の可能性 vol.7 田中和人』(2017年、gallery αM、東京)など。近年の主なグループ展に、『FGC July Exhibitions』(2022年、Foreland、ニューヨーク)、『Never the Same Ocean』(2021年、HAGIWARA PROJECTS、東京)、『風と、イメージ』(2021年、Sprout Curation、東京)、『S/F -写真、あるいは、200年後のモノリス-』(2019年、KAYOKOYUKI、東京)、『TAMA VIVANT II 美術-あいまいなパラダイム』(2016年、多摩美術大学、東京)など。

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