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藤村祥馬 個展『Luck Action』
■会 場
■会 期
■開 廊
KANA KAWANISHI GALLERY
〒135-0021 東京都江東区白河4-7-6 ※ギャラリー前に車をお停めいただけます
2021年7月24日(土)~ 2021年8月28日(土)※展示作品を追加し、9月11日(土)まで延長
水曜〜土曜:13:00〜19:00(日・月・火・祝 休廊)
※夏季休廊:8月11日(水)〜14日(土)
■主 催 鯰
© Shoma Fujimura, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY
© Shoma Fujimura, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY
© Shoma Fujimura, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY
KANA KAWANISHI GALLERYは、2021年7月24日(土曜日)より藤村祥馬個展『Luck Action』を開催いたします。
藤村祥馬(ふじむら・しょうま)は、ジャンク品や金属など様々な素材を組み合わせたキネティック作品を制作するアーティスト。「第18回岡本太郎現代芸術賞」にて特別賞を受賞するなど、東京藝術大学大学院在学時より注目を集め、表良樹・森山泰地とともに活動するアーティスト・ユニット「鯰」では、個展『リアルライフ・エスケープ・ルーム』(2020年)を開催し大きな話題を呼びました。
例えば、2017年制作の《power spinner》では、藤村はさまざまな用途のタイヤやディスプレイなどのジャンク品を組み合わせ、ひとつの動力につられて回転や動作が連動していく大掛かりな作品を発表。通常であれば「動き」に伴うべき「目的」が欠落しているこの作品は、ただ粛々と物理法則に従って動きつづけ、一見するとナンセンスで滑稽に思えながらも、常に忙しなく目的に追われる日々を過ごすわたしたち現代人に対し、とても示唆的であるとも言えます。
power spinner
2017 | iron, car tire, engine, monitor, others | h3000 × w1500 × d3000 mm
© Shoma Fujimura, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY
今回、KANA KAWANISHI GALLERY では初の個展となる『Luck Action』は、全作品を新作で構成し、藤村独特のオリジナリティを凝縮させた空間をつくりあげます。ジャンク品という、人間活動の元の文脈から外されたモノを起点につくりだされる作品の数々は、柔軟で素直な発想でモノの姿や動きをみつめながら、元来の在り方というものを私たちに示してくれることでしょう。
動きの起点にあるのは、目的か。運か。複雑化する現代社会のしがらみを軽やかに飛び越えながら、純粋な遊びのなかにウィットや示唆に富む藤村の世界観に浸れるこの度の機会を、是非お見逃しなくご高覧いただけますと幸いです。
The Slave-chan
2015 | iron, school bag, mannequin, others | w3300 × d1000 × h2400 mm
© Shoma Fujimura, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY
hate machine
2016 | iron, motor, mannequin, speaker, paper, paper shredder, others | w8000 × d1000 × h3000 mm
© Shoma Fujimura, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY
アーティストステートメント
当たり前のことだが、人、または機械の動きには全て目的があり、意味が存在する。
その動きを見て、何を目的にしているのか読み解くことが私の趣味である。
目的よりもその動く様に魅了され続けている。
私が制作する動きを伴う作品は、存在自体が不必要なものである。
永遠と意味のない動きを繰り返したり、意味のないものを作り続ける。
その永遠に繰り返される意味のない動きに、私たちの現代社会を照らし合わせ、表現をしている。
藤村祥馬
アーティストプロフィール
藤村祥馬(ふじむら・しょうま)
1991年東京生まれ。明星大学造形芸術学部卒業後、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻入学、2016年に卒業。素材に金属、日用品などを使い、動く彫刻作品を制作している。主な参加展示として『MORPH』(2016年、元・立誠小学校)、『第18回岡本太郎現代芸術賞』(2015年、川崎市岡本太郎美術館)、『ATLAS展』(2014年、東京藝術大学)など。「第18回岡本太郎現代芸術賞」特別賞(2015年、川崎市岡本太郎美術館)を受賞。
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