『One Picture Manifesto』
■会 場
■会 期
■開 廊
■参加作家
■助 成
■協 力
■主 催
KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY
〒106-0031 東京都港区西麻布2-7-5 ハウス西麻布 5F
2022年9月3日(土)~ 2022年10月15日(土)
水〜金 13:00〜20:00|土 12:00〜19:00 (日・月・火・祝休廊)
*10/5-10/8臨時休廊
マルヤ・ピリラ(フィンランド)、ハッリ・パルヴィランタ(フィンランド)、マイヤ・アンニッキ・サヴォライネン(フィンランド)、マイヤ・タンミ(フィンランド)、アレッサンドロ・ダンディーニ・デ・シルヴァ(イタリア)、安瀬英雄(日本)
Frame Contemporary Art Finland、Arts Promotion Centre Finland、フィンランドセンター
フィンランド写真美術館、Matèria Gallery
カナカワニシアートオフィス合同会社
▼トークイベント
日 時:
場 所:
登壇者:
主 催:
2022年10月4日(火)17:00〜19:00
オンライン( ZOOM )
マルヤ・ピリラ(アーティスト)
マイヤ・アニッキ・サヴォライネン
(アーティスト)
フィンランドセンター
要予約(無料)
▼トークイベント
日 時:
場 所:
登壇者:
聞き手:
2022年10月10日(月 / 祝)13:00〜14:00
日比谷OKUROJI/来場者ラウンジ [1F]
マイヤ・タンミ(アーティスト)
河西香奈(KANA KAWANISHI GALLERY/
PHOTOGRAPHYディレクター)
関 昭郎(東京都写真美術館 学芸員)
予約不要(無料)
▼トークイベント
日 時:
場 所:
登壇者:
2022年9月2日(金)18:00〜20:00
フィンランドセンター
〒106–8561 東京都港区南麻布3-5-39
ハッリ・パルヴィランタ(アーティスト)
マイヤ・タンミ(アーティスト)
※本イベントは終了いたしました
▼オープニングレセプション
日 時:
場 所:
参加作家:
2022年9月3日(土)18:00〜19:00
KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY
東京都港区西麻布2-7-5 ハウス西麻布5F
ハッリ・パルヴィランタ、 マイヤ・タンミ
アレッサンドロ・ダンディーニ・デ・シルヴァ
入場無料 / 予約不要
▼トークアーカイブ
日 時:
登壇者:
聞き手:
2019年6月19日(水)
マイヤ・タンミ、ハッリ・パルヴィランタ、マルヤ・ピリラ、
マイヤ・アンニッキ・サヴォライネン
レータ・ハーラヨキ(フィンランド写真美術館)
ティーナ・ラウハラ(フィンランド写真美術館)
KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHYは、2022年9月3日(土)より、グループ展『One Picture Manifesto』を開催いたします。
『One Picture Manifesto』は、現代アートとして発表される写真が実践される場に、ビジュアル表現を用いて一石を投じるプロジェクトです。シリーズで構成される写真ばかりが「作品」として評価されやすい傾向にある現代に「1枚の写真」の意義の強調を試みます。
本展では、各作家がひとり1点ずつ、長い説明文や自身の他の写真群に補完されない、独立したビジュアル作品を発表します。その目的のひとつに、鑑賞者を1枚の写真の前に立ち止まらせ、時間をかけてその1枚と対峙するよう仕向けることがあります。加えてアート写真の形態や存在自体が、写真関連コンテストやフェスティバル、あるいは助成金などのパラメーターによって、どの程度規定されうるのかの検証も試みます。
マルヤ・ピリラ(1957年生)、ハッリ・パルヴィランタ(1971年生)、マイヤ・アンニッキ・サヴォライネン(1980年生)、マイヤ・タンミ(1985年生)のマニフェスト発起人である4名のフィンランド人アーティストは、自身の作品制作に対しても写真表現全般に対しても、原点に立ち戻る根源的な問いかけを行います。
上記4名に加え、イタリア人アーティストのアレッサンドロ・ダニディーニ・デ・シルヴァ(1981年生)がローマ展より、日本人アーティストの安瀬英雄がKANA KAWANISHI PHOTOGRAPHYでの東京展より、この「1枚の写真の考察」に加わります。
『One Picture Manifesto』は、2019年9月にフィンランド・ヘルシンキのフィンランド写真美術館での展示を皮切りに、2022年4月にローマへ巡回し、KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHYでの東京展の後は、2023年春にThe Reference(ソウル)へ、2023年初夏にはオーストリアへの巡回を予定しています。巡回展の度に現地アーティストが1名招待され、マニフェストに沿った新しい写真作品が制作されることで、展示作品数が増えていきます。
Installation view from “One Picture Manifesto” at the Finnish Museum of Photography (Helsinki, 2019) | Installation view from “One Picture Manifesto” at ISFCI - Istituto Superiore di Fotografia (Rome, 2022, Photo by Roberto Luigi Apa) |
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“Camera obscura & Iris, Tokyo”2019 | archival pigment print | 810 × 810 mm ©︎ Marja Pirilä | “26 662 dead soldiers”2020 | archival pigment print | 406 × 356 mm ©︎ Harri Pälviranta |
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“Device no. 2 (Mercedes with the evening light)”2019 | archival pigment print, wooden shelf and mirrors | 600 × 450 mm ©︎ Maija Annikki Savolainen | “Ouroboros”2019 | archival pigment print | 650 × 600 mm | ©︎ Maija Tammi, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY |
“Untitled #8723”2019 | instant film print | 127 × 102 mm ©︎ Alessandro Dandini de Sylva | “FRAMING—35m,f16,ISO100,20220726,23:10:20”2022 | type c print | 515 × 728 mm | ©︎ Hideo Anze, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY |
One Picture Manifesto
一枚の写真がアート作品である。
簡潔で、必要なすべてが含まれている。
提示し、呼応し、回答し、新たな思考の道筋を描きだす。
始まりであり、終わりである。
一枚の写真。
これ以上に必要なものは無い。
アーティストプロフィール
マルヤ・ピリラ(Marja Pirilä)
1957年フィンランド、ロヴァニエミ生まれ。1986年、ヘルシンキ芸術デザイン大学(現アアルト大学)写真学部卒業。同年、ヘルシンキ大学数学自然科学部にて修士課程修了。1990年代よりカメラ・オブスキュラ技術を専門的に用いて作品を制作。
主な個展に『Light and Darkness -camera obscura projects』(2018年、Gallery Toolbox、ドイツ・ベルリン)、『In Strindberg's Rooms』(2018年、Gallery Heino、フィンランド・ヘルシンキ)、『In Strindberg's Rooms』(2018年、Northern Photographic Centre、フィンランド・オウル)、『In Strindberg's Rooms』(2017年、Serlachius Museum Gösta、フィンランド・マンタ)など。主なグループ展に『インナー・ランドスケープス、トーキョー』(2021年、東京都渋谷公園通りギャラリー、東京)、『Traces』(2021年、Rovaniemi Art Museum、フィンランド・ロヴァニエミ)など。
marjapirila.com
ハッリ・パルヴィランタ(Harri Pälviranta)
1971年フィンランド、タンペレ生まれ。現在はヘルシンキを拠点に、写真を用いた作品制作に取り組む一方、写真研究者としても活動。2012年、アアルト大学(ヘルシンキ)芸術・デザイン・建築学部にて博士号取得。古典的なドキュメンタリー手法を用いながら、ドキュメンタリー写真の存在のあり方そのものについて言及する作品を制作する。
主な個展に『Choreography of Violence』(2021年、Galerie H2O、バルセロナ)、『Choreography of Violence』(2020年、Latvian Museum of Photography、ラトビア・リガ)、『Violence Works』(2014年、CFF-The Centre for Photography、ストックホルム)など。
主なグループ展に『Street. Life. Photography – Street Photography aus sieben Jahrzehnten.』(2020年、Fotomuseum Winterthur、スイス)、『ATHENS PHOTO FESTIVAL 2020』(2020年、The Benaki Museum、ギリシャ・アテネ)、『STREET. LIFE. PHOTOGRAPHY.』(2019年、Kunst Haus Wien. Museum Hundertwasser、オーストリア・ウィーン)、『Objection!』(2019年、Helsinki City Museum、フィンランド)、『STREET. LIFE. PHOTOGRAPHY - SEVEN DECADES OF STREET PHOTOGRAPHY』(2018年、House der Photographie、ドイツ・ハンブルク)など。
harripalviranta.com
マイヤ・アンニッキ・サヴォライネン(Maija Annikki Savolainen)
1980年フィンランド、トゥルク生まれ。2014年、アアルト大学(ヘルシンキ)芸術・デザイン・建築学部にて修士課程修了。生物学を学んだ背景を起点に自然科学と美術表現を掛け合わせながら、写真、テキスト、石、植物などの多岐にわたるメディウムを用いた作品を制作。フィンランド国内および世界各地の展示に広く参加している。
直近の展示歴にFutures(アムステルダム)、IMAGO Lisboa Photo Festival(ポルトガル、リスボン)など。
作品集に『When the Sense of Belonging is Bound to a System of Movement』(2014年、Kehrer Verlag、ドイツ)など。自身の活動と並行して様々なコラボレーションを行っている。現在、アアルト大学写真学科修士課程にて教員を務める。
マイヤ・タンミ(Maija Tammi)
1985年フィンランド、ヘルシンキ生まれ。2017年、アアルト大学(ヘルシンキ)芸術・デザイン・建築学部にて博士号取得。写真、彫刻、ビデオインスタレーションを用い、精力的に科学者や音楽家とコラボレーションを行いながら、生と死、嫌悪感と愛好、美しさについて、時間について、倫理観についてなどのテーマを題材に、写真表現を用い世界各国で精力的に展示を行なう。
主な個展に『 Immortal’s Birthday with Charles Quevillon』(2020年、 Forum Box、フィンランド・ヘルシンキ)、『White Rabbit Fever』(2019年、Hungarian House of Photography、ハンガリー・ブダペスト)、『One of Them Is a Human』(2018年、Jarvis Dooney Gallery、ドイツ・ベルリン)、『白兎熱 / White Rabbit Fever』(2018年、KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY、東京)など。
主なグループ展に『Photo 2021』(2021年、オーストラリア・メルボルン)、『Real Feelings』(2020年、The House of Electronic Arts、スイス・バーゼル)、『#cute. Islands of Bliss?』(2020年、The NRW-Forum、ドイツ・デュッセルドルフ)、『Circulation(s)』(2020年、フランス・パリ)、『One Clover and a Bee. And Reverie.』(2017年、Happylucky no.1、ニューヨーク)など。
作品集に『Immortal』 (2020年、Aalto ARTS books、フィンランド)、『White Rabbit Fever』(2017年、Bromide Books、香港)、『Sick Photography』(2017年、Aalto ARTS books、フィンランド)、『Leftover/Removals』(2014年、Kehrer Verlag、ドイツ)など。
アレッサンドロ・ダンディーニ・デ・シルヴァ(Alessandro Dandini de Sylva)
1981年イタリア生まれ。アーティストおよびキュレーターとして活動。Flowers Gallery(ロンドン)、Humble Arts Foundation(ニューヨーク)、Bund 33 Art Center(上海)、イタリア文化会館(パリ)など、世界各地で個展を開催。主な受賞歴にShanghai Prize、Les Promesses de l'Art and the Talent Prizeなど。初の作品集『Paesaggi』を2015年に刊行。
またキュレーターとしてイタリア国立21世紀美術館(ローマ)、 ローマ現代美術館、イタリア文化会館(ロンドン)、Pescheria Visual Arts Center(イタリア・ペーザロ)、Matèria(ローマ)などの美術館やギャラリーにて展示企画を行う。現在、マラスピーナ財団ディレクターおよびペシェリア財団キュレーターを務める。
安瀬英雄(Hideo Anze)
東京生まれ。主な個展に『姿なき存在の形』(2016年、KANA KAWANISHI GALLERY、東京)、『RED 2014 365』(2016年、SUNDAY、東京)など。
主なグループ展に『Body Politics: What Defines the Body?』(2018年、KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY、東京)、『記録と記憶|transcripts/memories』(2015年、KANA KAWANISHI GALLERY、東京)など。2016年、初作品集『RED 2014 365』をTRADEMARK PUBLISHING(ドイツ)より刊行。主な作品収蔵に大英博物館(イギリス)、サンダース・コレクション(オランダ)など。2022年11月、KANA KAWANISHI GALLERYにて個展『フォトジェニック・ドローイング』を開催予定。
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